戦争回避の可能性
パウエル国務長官の深慮遠謀。
スペースシャトルの事故の時にも、かなりの数のアメリカ人がテロではないかと疑ったといいますから、彼らのテロに対する恐怖は相当なものなんでしょう。東京タワーを北朝鮮に爆破されたら……などと少し想像してみましたが、それを越えるショックだったのかも知れません。大量破壊兵器を交渉の通じない国に持たすのは、たまらなく恐い。次は核兵器か毒ガスか……。それで、ラムズフェルド国防長官は国連なんか無視してもいいから、イラクをやっちゃえと言った。一番危ないのはあの国だと。パウエル国務長官は国際世論を味方につけるべきだと言った。結果パウエル国務長官が主導権を握り、アメリカからではなく国連からイラクへプレッシャーをかけさせて、あわよくばフセイン亡命で無血開城、というところまで来たようです。
J-RCOM を読んでいると、平和を考えるために軍事の知識が必要だということがよくわかります。