CO2 排出権を一般向けに販売
コスモ石油が持つ CO2 排出権を限定で一般向けに販売したそうです。アサヒ・コムより。登山家の講演会場での限定的な販売だったようですが、面白い試みですね。CO2 1トンのお値段は500円だったとか。この CO2 は元をたどると、オーストラリアのユーカリが吸収したもので、その分の排出権をコスモ石油が買い取ったのだそうです。排出権が新しいビジネスになりうるのかどうかはさておき、実際に購入すると環境に対する意識がずいぶん変わるんでしょう。私もチャンスがあれば、買ってみたいです。どんな気持ちになるだろう。ところで、ガイア仮説を提唱したジェームズ・ラヴロックが、核戦争が起きようが何が起きようが、地球にとっては大した問題じゃない、というようなことを言ったことがあります。ほんの一瞬地球のバランスは崩れるかもしれないが、百万年・一千万年というタイムスケールでみれば、ガイアの自己調整機能は働き続けるだろう、といった意味だったと思います。思い切り引いた視点から見ると、大抵のことは、大した問題じゃないんですよね。エコロジー運動は、地球のためではなくて、人間が生かしてもらうためのものだと思います。