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脳が視覚の認識を遅らせる?


「産業技術総合研究所 (産総研) と東北大学の研究によって、40mくらいの距離までは、脳が音の遅れを自動的に認識・補正していることが明らかになった」のだそうです。スラッシュドット ジャパンより。
  1. 自分から対象までの距離が40m以内であれば、音に適切な遅延があると、光と同時に認識される
  2. 自分から対象までの距離が40m以内の場合、40m先の光と全く同時にヘッドホンで音を呈示すると音が先に到達したように錯覚してしまう
脳は音の速さを知っている

遅れてやってきた音と先に届いている光を同時に認識するということは、視覚から受け取った情報を、それと認識するまでのほんの少しの間脳のどこかにためておくんでしょうか。インターネットで動画を見るときのバッファリングみたいに。それにしても凄い発見だなぁ。視覚もかなり編集・加工されてるんですね。そういえば、昔々、未知の陸地に乗り込んだ開拓者の話で、巨大な船がそこにあるのに先住民がそれを認識できなかったというのを何かの本で読んだことがありました。今までちょっと疑っていましたけど、あれ、たぶん本当の話でしょうね。脳がでかい船の認識の仕方を知らなかったんだ。

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