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将棋竜王戦第4局

羽生竜王に阿部七段が挑んでいる竜王戦ですが、本日阿部七段が勝って2勝2敗の五分になりました。インターネットで中継を見ていましたけど、凄い将棋でしたね。昨日の朝から対局を開始して、勝負がついたのが今日の夜9時。持ち時間がなくなると1分以内に指さなければいけないので、対局者はトイレにもいけなくなるんですが(笑)、そこから1~2時間対局して、やっと決着がつきました。

小学生くらいで将棋を習い、覚えてすぐに近所で敵うものなし。これは大変な天才が現れたと評判になり、両親がプロ棋士のところへ連れて行って「私たちの子供がどうも将棋の天才みたいなんですけど、どうしたらいいでしょう」と相談し(笑)、見込みがあれば弟子入りする、というのが将棋の棋士になる典型的なパターンのようです。そんな子供が全国各地からあつまっている奨励会というところへ入り、そこから年間4人だけがプロ棋士になれます。もうプロ棋士になるというだけでもスーパー天才なんですが、さらにタイトル戦を戦うとなると、もうウルトラスーパー天才です。プロ棋士はある将棋の場面をパッと見ただけで、10手20手先がすぐ読めるといいます。これ、ひとつの場面で有効な手が3つあるとすると、3の10乗とか20乗という手数になりますから、想像すらできない世界です。こういう人が、昨日の朝から今日の夜まで長考に長考を重ねがら1局の将棋を指すという。もはや素人には何を考えているのかさっぱりわからないですが、でも、見てると面白いんですよ。解説しているプロ棋士同士で意見がわかれたりして(笑)。なんでも、1日がかりで将棋を指すと、2~3キロ痩せるそうです。座りっぱなしですよ。脳みそがそれだけカロリーを消費するんでしょう。棋士の逸話には、凄い話がたくさんあります。

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