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2003年01月25日

世界中でインターネットに障害

あちこちのサイトが落ちて、えらいことになってます。韓国などは、全国的にインターネットへ接続できなくなったようですね。いまは復旧しつつあるようですが。Microsoft の SQL サーバーに対するワームの攻撃が原因だそうです。こちらのニュースサイトでは、関連情報の追っかけをしています。

GIGAZINE

記事はこちら。ほとんどリアルタイムで更新されてますね。感謝です。

ポート1434にアタックがいっぱい来た方へ

2003年01月24日

スパムメールが明かす真実

β 版間近の次期 Mozilla に搭載されたスパムメールフィルターの仕組みは、なかなか面白いですね。メールのヘッダーから Javascript にいたるまですべての要素を抽出し、統計をとってフィルタリングするんですが、この統計結果から意外な事実が浮かび上がります。こちらの文章をどうぞ。

スパムへの対策 ---A Plan for Spam

HTML メールに真っ赤な文字が指定されていればほぼ間違いなくスパムメールだと断定できるなど、読んでいてかなり楽しい文章ですが、それにしても、まさかこんな発見があろうとは。

おおざっぱな指針として、国の名前に付く修飾語が多ければ多い程、その統治者は腐っていると言えるだろう。ナントカ社会主義人民民主共和国というのは多分一番住みたくない国だ。

2003年01月23日

老後の生活は日本次第?

アメリカ最大の公的年金運用会社が、日本株への2億ドルの投資を開始したそうです。時事通信より。う~ん、このタイミングですか。ここらあたりで日本経済も底をうって、上昇に転じるのでしょうか。相変わらずインフレ目標の設定でも意見がまとまらない自民党を見ていると(今度は小泉首相が消極的なんだそうな)、政府の経済政策に希望がもてるとも思えませんが。2億ドルという金額も、多いような、少ないような、微妙なものがありますね。ちなみに日本の年金資金が暴落を続けた日本株の買い支えに使われ、巨額の損失を出しているという噂もあったりして。この話が本当なら、2億ドルじゃ済まない額が消えてるんでしょう。

中国の闇

これが本当だとしたら、恐ろしいことです。

中国:インターネット利用で、恣意的拘禁、拷問、処刑も

こちらのページの「第42話 加藤博くん。」には、中国の公安警察に逮捕された日本人ジャーナリストの生々しい体験談があります。

橋田信介のババボボ日記

2003年01月22日

いつも期待以上の Microsoft

携帯電話向けの OS を開発し激戦区に名乗りをあげた Microsoft ですが、なかなかの戦禍をあげているようです。ZDNet より。まぁフリーズするのはいつものお約束ですから許せる気もしますが、電話帳に登録されている番号にランダムに電話をかけるというのは、ちょっと勘弁であります(笑)。もしも Apple が携帯電話を作ったら……と想像しようとしたら、ホームディレクトリーを削除するという Safari の豪快なバグを思い出しました。どっちもダメか(笑)。

2003年01月18日

CO2 排出権を一般向けに販売

コスモ石油が持つ CO2 排出権を限定で一般向けに販売したそうです。アサヒ・コムより。登山家の講演会場での限定的な販売だったようですが、面白い試みですね。CO2 1トンのお値段は500円だったとか。この CO2 は元をたどると、オーストラリアのユーカリが吸収したもので、その分の排出権をコスモ石油が買い取ったのだそうです。排出権が新しいビジネスになりうるのかどうかはさておき、実際に購入すると環境に対する意識がずいぶん変わるんでしょう。私もチャンスがあれば、買ってみたいです。どんな気持ちになるだろう。ところで、ガイア仮説を提唱したジェームズ・ラヴロックが、核戦争が起きようが何が起きようが、地球にとっては大した問題じゃない、というようなことを言ったことがあります。ほんの一瞬地球のバランスは崩れるかもしれないが、百万年・一千万年というタイムスケールでみれば、ガイアの自己調整機能は働き続けるだろう、といった意味だったと思います。思い切り引いた視点から見ると、大抵のことは、大した問題じゃないんですよね。エコロジー運動は、地球のためではなくて、人間が生かしてもらうためのものだと思います。

2003年01月16日

泥沼のFOMA

私は一度しか実際に使っている人を見たことがないドコモの FOMA ですが、相当苦戦しているようですね。どこかで「ドコモのベトナム戦争」などと書かれていましたが(笑)、このほどメーカーの開発費を半額負担することにしたようです。って、このニュースの意味がよくわかっていないんですが、端末の価格を下げたいのならインセンティブをだせばいいわけで……。これは端末は売れないわ開発費はかかるわで早く FOMA から離れたいメーカーを、つなぎとめたいということなんでしょうか。ところで、FOMA が何故うまくいっていないのかを技術的に解説した記事が、こちらのホームページにあります。

今日の必ずトクする一言

私思うに、通話するための電話機としてみれば、au 端末が優れているのではないかと。

食器洗い乾燥機

水にあるやり方で電流を通すと殺菌力の強い水ができあがります。強酸性電解水というのですが、これのいいところは、しばらく時間がたつと、また元の飲める水に戻るんですね。というわけで食品の殺菌などにはもってこいなわけですが、この強酸性電解水を内部で生成して殺菌しながら食器を洗ってしまう食器洗い乾燥機を日立が開発しました。すごいぞ日立。食器洗い乾燥機で感動させてくれたのは、日立が初めてです(笑)。強酸性電解水を利用するので、食器だけでなく食器洗い乾燥機の中も常に清潔に保たれるし、軽い汚れなら洗剤なしでも除菌・洗浄 OK。ほ乳瓶を洗うのにもピッタリな雰囲気。最近の家電は凄いですね。家電新製品好きな私ですが、我が友人などは一緒に薬局へよった際、某メーカーの歯ブラシを私に見せ、「これは凄いんだ、ギミックが」などと曰っておりました。彼には負けていると思う今日この頃であります。

2003年01月14日

着物は×

大分県姫島村というところで、着物を着た女性が「貧富の差が出る」という理由で成人式への出席を拒否されたそうです。村の教育長にスーツに着替えるように指示されたとのこと。アサヒ・コムより。すごい所もあるもんですね。平等にもいろいろあって、人生のスタート地点は平等でもあとは自由競争な社会もあるし、不平等を隠して平等に見せようとする社会もありますが、これは後者の典型でしょう。この村だけじゃなくて、日本全体も後者ですけど。日本人は隠すのが好きですね。放送禁止用語とか、差別語とか。「カビ」という言葉を無くしてもカビが生えなくなる訳じゃない、とだれかが書いていましたが、その通りだと思います。

2003年01月13日

中国初の燃料電池自動車

ついに中国でも燃料電池自動車が開発されたようです。その名も「超越1号」。どうです、この期待を裏切らないネーミング(笑)。日経より。2008年の北京オリンピックでの実用化を目指しているとのことですから、まだまだ日欧米にくらべれば後塵を拝していると思いますが、中国はわかりませんよ。バイオと家電製品に続いて、かなりの勢いで開発を進めるかも知れません。なにせあれだけの人口が贅沢をするようになったら、燃料電池やバイオテクノロジーなしではやっていけないでしょうから。すでに家電では中国に敵う国はないはずです。

美少女

馴染みの中華料理屋へ行ったら、近くの席で中国雑伎団の少女がご両親と一緒に食事をしていました。いやもう彼女のとんでもなく綺麗なことといったら……。13才の少女が鈴木京香の微笑みですよ。ちょっとしたパフォーマンスを見せてくれたりして、私は感極まりましたね。なんでも世界中を飛び回って公演をしているということですから、数ある雑伎団の中でもかなり優秀な方なんじゃないでしょうか。カメラを持っていけば良かったなぁ。

2003年01月12日

重力の速さ

アインシュタインの理論によると重力の伝達速度は光速と等しいらしいんですが、それをアメリカの国立電波天文台のチームが観測結果から証明したそうです。CNN より。クエーサーの発する電波が木星のそばを曲がりながら通過する様子を観測することで証明できたとのことですが、それでどうして重力の伝達速度がわかるのか全然わかりません(笑)。なんでも 400km 離れた場所にある髪の毛の太さを測るくらいの精度が必要だったそうです。それにしても、重力の伝達速度って、イメージできます?

人間の精神は経験から、経験は五感からつくられるものであり(経験主義)、その五感は視覚も含めて(光にも速度があります)全て過去に起こった出来事を脳に伝えています。私たちは過去を経験し続けています。過去とは、実際に今存在するものではありません。つまり、五感で経験しうる「現実」は、厳密にいうと、現在実際に在るものでありません。色即是空。過去を経験し続け、そこから形作られる人間の精神には、実体があるのでしょうか。この問題に救いを与えたのがカントです。ア・プリオリなもの、経験によらずとも人間の精神に宿るもの。時間と空間。美。「禅とオートバイ修理技術」で明らかにされたもの。クオリティ。インターネットは、それらを交換する場所でもあります。

驚異の重力ズームレンズ

ブラックホールの強力な重力によって光が曲がり、レンズのような効果が生まれる重力レンズ。ハッブル望遠鏡が200万光年の幅の重力レンズを虫眼鏡のように使って、22億光年の彼方(!)の銀河団を撮影することに成功しました。素晴らしい写真に思わず息をのむ……。

Moriの天文ページ

宇宙の写真を見ていつも不思議に思うのは、それが美しいことです。

2003年01月11日

秋葉原

友人と秋葉原へ。久しぶりに行った秋葉原は、電気街半分、アニメ・同人誌・その他半分といった感じに変わっていて、驚きました。ラジオ会館なんて、昔と全然変わってるんですね。オタクっぽさは変わらず、そのオタクっぽさの中身が変わったということなんでしょうか。ジャンク屋で IBM の106キーボード(きれいだけどたぶん中古)とコンパックのホイールマウス(新品・裏を見ると Logitech と書いてありました)を購入。2つ合わせて1600円(笑)。ずっと IBM の106キーボードが欲しかったので、大満足でした。

2003年01月10日

The Lord of the Rings

字幕が誤訳だらけで問題になった The Lord of the Rings を、吹き替え版で観直しました。字幕の問題についてはこちらのページで。

魅惑のFotR日本語字幕版

ファンが怒るのも無理ありませんね。

私は昔原作を読んでいたので、それが劇場で素晴らしい映像になっているだけで感激していたのですが、やはり字幕には少々違和感がありました。それで吹き替え版を観ての感想ですが、こちらの方が全然いいですね(汗)。おや?と思うようなところがなく、最後まで映画を楽しめました。それにしても、どうして邦題は中途半端に「ロード・オブ・ザ・リング」なんでしょうね(笑)。いっそのこと「指輪物語」でも良かったのに。

2003年01月09日

小泉訪露

北朝鮮問題の他に話すことがあるんだろうかというタイミングです。小泉首相がロシアで北朝鮮の高官と接触するんではないかという噂もありましたが、どうなんでしょう。それにしてもロシアの親分は顔が恐いですよね(笑)。爬虫類系というか、なんというか。もともと諜報機関の親分だった人ですから、恐いのも当たり前か。

魚を食べると~

妊婦が魚油サプリメントを摂り、生まれた子供を母乳で育てると、その子供の IQ が高くなることがわかったそうです。これはノルウェー Oslo 大学栄養研究所が約340人の妊婦をサンプルに調べた結果で、米国小児科学会の学術誌に掲載されたとのこと。日経 BP より。IQ が高ければ頭がいいのかという議論もありますが、興味深い結果であります。魚をよく食べ母乳で子供を育てていた昔の日本人は、今の日本人よりも頭が良かったんじゃないか? という説が浮上してきますね(笑)。

2003年01月08日

プロパンガスで燃料電池

新日本石油がプロパンガスを利用した家庭用燃料電池の実用化に成功。読売新聞より。1台50万円ほどで、標準家庭の給湯と電力をまかなえるそうです。なるほど、プロパンガスで来ましたか。燃料電池の実用化の動きは思ったより早いですね。新日本石油では灯油(!)を利用した燃料電池の開発も進めているそうです。10年後には自動車や家庭向けに、普通に燃料電池が使われるようになるんでしょう。この数年間はインターネットが世の中を変えましたが、次は燃料電池です。断言します。

現実歪曲フィールド

インターネットで Macworld Expo での Steve Jobs の基調講演を見ました。アナリストが Apple を格下げしたというニュースを知りつつも(実のところ売り上げは芳しくないらしい)、巧みな話術と洗練されたプレゼンテーションによって自分がどんどん現実歪曲フィールドに入り込んでいくこの快感(笑)。あ~また Mac が欲しくなりましたよ。Safari とかっていう素っ気ない(失礼)ブラウザーもナイスです。なんか Mac さえあれば生活が豊かになるような気がするんですよね、Jobs の基調講演を見たあとは。

2003年01月07日

韓国首都移転

お隣の盧武鉉大統領は選挙の公約で首都機能移転を掲げていたんですが、本当にやるんでしょうかね。現在激しい誘致合戦が繰り広げられているそうですが、移転にまつわる利権をネタにアメリカが韓国大統領のスキャンダルを仕組んで……などと妄想してしまいました。田中角栄もこの手口でやられたんでしょう?

タイムとニューズウィークの表紙

タイムとニューズウィークの新年号の表紙が、どちらも韓国に北にある国の総書記の写真だったとのこと。イラクの次は北朝鮮に決まりということか、もう気持ちはイラクよりも北朝鮮なのか。ちなみに総書記についてのまわりくどい書き方ですが、検索エンジン対策です。Google で週刊キ○曜日をキーワードに検索すると、このページがトップで表示されるという驚愕の事実が発覚したもので(笑)。困ったな、あれ(笑)。

消費税

経団連や塩川財務相・竹中センセイが消費税を上げようと話していたら、小泉首相が「私は消費税の引き上げはしない」と断言した模様。日経より。相変わらずですね。小泉内閣は、経済政策に関しては閣僚間でまったく意志が統一されていない不思議な内閣です。柳沢金融担当相がいた頃は塩じいと竹中センセイとでバラバラに動きまくる3バックシステムを形成して、おまけにデフレ万歳の日銀総裁がボランチに入るという、もっと訳がわからない状況だったんですが(笑)。各大臣がお役所の言いなりだということなんでしょうか。それにしても、増税増税、また増税です。本気で海外移住を考える今日この頃。

2003年01月03日

ハッカーを追え

ブルース・スターリングの「ハッカーを追え」(原題 THE HACKER CRACKDOWN)が電子テキストになって公開されています。非商用利用ならば、誰でも無料で自由にコピー可能だそうです。うん。クラッキングの黎明期を描いたテキストで、私は昔、書籍で面白く読みました。

ハッカーを追え

もう随分前から著作権に関する法律が時代遅れになっていますが、インターネットにおける MIDI ファイルの扱いやコピー防止 CD など、どうも日本の状況は良くなる気配がないような気がします。音楽の事で書けば、ミュージシャンとレコード会社と楽曲の著作権を持っている会社のどこが一番儲かるかと言えば、これ、著作権を押さえているところが圧倒的に儲かる仕組みなんですよね。これはインターネットなんかを上手に使えば、解決できそうな問題だと思いますが、どうなんでしょう。そういえば、掲示板なんかで法律の話になると、専門家ではない法律オタクみたいな人が、騒ぎ立てたりするんだよなぁ。ああいうのって、日本だけなんでしょうか。話がそれました。ところで、こんな動きもあるようですね。

Creative Commons

まぁ、著作権に関してはゆっくりと変わっていくんでしょうか。特許の問題にしてもそうですが、既得権益を上手に放棄させる仕組みを作らないと、物事の進化のスピードは鈍りますね。

2003年01月01日

過去からのメール

3年ほど前に英語のホームページをつくってしばらく更新を続けていたのですが、半年ほどで面倒になり、以後ほったらかしになっているんです。もう URL も忘れているような状態なんですが(笑)。それが今日、どうやってたどり着いたのかわかりませんが(そのページは検索エンジンにかからないような細工をしてあります)、何故かホームページを読んだという外人さんからメールが届き、お褒めの言葉をいただきました。なんだか不思議な気分。これから、自分のページの URL を探してみます(笑)。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年が良い年でありますように。